「ちょっとのむし歯だから、別に放っておいても大丈夫だろう」
残念ながらそれで大丈夫、とは申し上げられないのです。

歯は、永久歯に生え変わってから、ずっとずっと使われています。
歯の一番表面には「エナメル質」と呼ばれる、人の体の中で一番硬い組織があります。
でも、加齢により磨り減り、また歯ぐきが下がることでエナメル質の下にある「象牙質」が露出します。
弱い象牙質が露出すると、むし歯になりやすい環境になってしまうのです。

そして、むし歯は自然に治りません

さらに、むし歯があるという事は、そのむし歯菌を毎食ご飯と一緒にバイ菌を飲み込むことになり、誤嚥性肺炎の一因ともなるのです。

むし歯だけでなく、詰め物・被せ物が取れた場合の治療も出来ます

「さすがに、歯の被せ物はウチじゃ出来ないわよね・・」
大丈夫です、訪問歯科で治療可能です。
詰め物や被せ物が取れたままにしておくと、エナメル質の下の象牙質が露出してむし歯になりやすくなり、さらに汚れが溜まりむし歯になりやすくなります。
さまざまなケースに対応可能ですので、お気軽にご相談くださいませ。

治療が終わったら清潔な口を保ちましょう

治療が終わったら、その状態を保てるために訪問歯科を利用してください。
「そんなことで利用していいの？」
はい、いいのです。
厚生労働省でも、定期的な口腔ケアは外来でも訪問歯科でも推奨されています。

お口を清潔に保つことは、誤嚥性肺炎を防ぐだけでなく、全身の健康を保つことに直結します。
口から飲み込んだばい菌が血管に入り、プラークを作ることも最近の研究でわかってきています。
また、楽しく美味しく食事が出来ることは楽しいことです。
ご本人の食事の楽しみが増えることで、さまざまな意欲が増す事が最近の研究でわかってきています。